J.Score(ジェイスコア)の審査や基本情報を大手と比較しつつ解説

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J.Score(ジェイスコア)の「AIスコア・レンディング」は、他のカードローンとは異なる審査方法を採用しているキャッシングサービスです。

AIスコア診断という独自の審査基準のため、他社のカードローン審査に通らなかった方でも、借り入れできる可能性があります。

この記事では、J.Score(ジェイスコア)の審査内容や仕組み、大手の消費者金融と比較した審査難易度について解説していきます。

J.Score(ジェイスコア)への申し込みを迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

J.Score(ジェイスコア)の審査や基本情報は?大手と比較しつつ解説

みずほ銀行とソフトバンクがタッグを組んでできた新しい消費者金融が「J.Score(ジェイスコア)」。
これまでの消費者金融とは、どのような違いがあるのでしょうか。

ここからはJ.Score(ジェイスコア)の基本情報について説明していきます。

融資サービス「AIスコア・レンディング」の基本スペック

J.Score(ジェイスコア)の「AIスコア・レンディング」はWebで申し込みから契約まで完結できる融資サービスです。

金利 0.8%~15.0%
仮審査 最短30秒
融資スピード 最短即日
利用限度額 10万円〜1000万円
遅延損害金 年20%
担保・保証人 不要
申込条件 20歳〜70歳の方
国内に居住している方
安定した継続収入の見込める方(外国人は永住権がなくても申込可能)

審査回答時間は平日9:00~19:00、土日は9:00~18:00。

平日の19:00以降や、土曜の18:00以降に申し込みは審査回答時間に間に合わず、即日融資はできません。

また祝日は審査を行っていないため、注意しましょう。

申し込み手続き自体は、祝日を含む24時間365日いつでも可能です。(メンテナンス時は除く)

AIスコア・レンディングの1番の魅力は、大手消費者金融と比較して低く設定されている金利です。

サービス名 金利
J.Score(ジェイスコア) 0.8%〜15%
アコム 3.0%~18.0%
アイフル 3%〜18%
プロミス 4.5%〜17.8%

大手消費者金融と比べて、金利の上限・下限ともに2〜3%も低くなっています。

例えば金利15%と18%を比較した場合、借入金額が100万円のケースでは、以下のように利息に違いが出ます。

借入金額 金利15% 金利18%
100万円 年15万円 年18万円

借り入れ先の消費者金融を変えるだけで、利息が1年間に3万円安くなります。

この金利の差は、借入金額が多い人や返済期間が長い人には、特に影響が大きいです。

みずほ銀行とソフトバンク共同の貸金業者でAIを活用した審査方法が特徴

J.Score(ジェイスコア)は、みずほ銀行とソフトバンクが共同出資して生み出した貸金業者(フィンテック)です。

フィンテックとは『フィナンシャル(金融)』と『テクノロジー(技術)』を合わせた言葉。

みずほ銀行の金融知識とソフトバンクの技術力が融合した新しい会社です。

J.Score(ジェイスコア)の1番の特徴はAIを活用した審査方法。利用者が質問項目に答えるだけで、スコアリング(点数)をAIが算出します。

スコアリングの点数をベースとして、審査の合否が決まります。
利用者にとっては「融資可能か」「いくらまで借りられるのか」を、事前に確認できるのもメリットです。

ビッグデータとAIで信用力をスコアリングする

J.Score(ジェイスコア)の最大のポイントは、利用者の信用力をスコアリング(点数化)すること。

みずほ銀行とソフトバンクが保有するビッグデータ(顧客データ)と、利用者のデータを照らし合わせて、AIが瞬時にスコアを計算します。

一般的な消費者金融は年収や雇用形態、勤続年数など現在の信用力を数値化して融資の可否や限度額が決まります。

J.Score(ジェイスコア)の特徴的な点は、ライフスタイルや趣味、嗜好(しこう)などがスコアに反映される点です。

従来の審査で重視されてきた項目以外によって、将来の信用力まで点数化されます。

現在は収入が少ない方でも、将来性があればJ.Score(ジェイスコア)では融資対象に。

他の消費者金融で審査落ちした人がJ.Score(ジェイスコア)に望みを託すのも頷けます。

J.Score(ジェイスコア)の審査基準とAIスコア診断の質問項目

J.Score(ジェイスコア)でお金を借りる際には、J.Score独自の「AIスコア診断」の質問に回答する必要があります。 AIスコア診断の回答結果が点数化されて融資の審査材料となります。

そのため、AIスコア診断の質問項目=審査基準と考えていいでしょう。以下が実際に出される質問の一部です。

  • 年収
  • 雇用形態
  • 勤務先の規模
  • 勤続年数
  • 住居形態
  • 居住年数
  • 他社借入件数
  • 他社借入額

J.ScoreのAIスコア診断の質問項目は20問ほど。
お金を借りられる人は、この質問項目で600点以上のスコアを出した方だけ。

年収の高い人が審査に通りやすい傾向ですが、J.Scoreも総量規制が適用されるため年収の1/3を超える貸し付けはできません。
また住居形態も賃貸より持家で長く住んでいる人が審査では有利になります。

J.Score(ジェイスコア)の審査難易度は甘くないって本当?

SNSなどでは「J.Score(ジェイスコア)の審査は通りやすい」といった口コミが見られます。

しかし実際のところは、決して消費者金融よりも審査が甘いとは言い切れません。

スコアが高くても延滞など信用情報に傷があると審査に通らない

J.Score(ジェイスコア)は利用者のスコアのみが、審査材料になるわけではありません。

審査の過程では、信用情報を必ず確認されます。

信用情報とはローンカードの申込履歴や返済状況が記録されたデータで、J.Score(ジェイスコア)に限らずすべての消費者金融が閲覧できます。

信用情報に過去の延滞履歴などが残っていると、また延滞する可能性が高いと判断され、審査に通りづらくなってしまいます。

カードローンの延滞以外にも信用情報に傷がつく行為は次の通りです。

  • 自己破産
  • 債務整理
  • 携帯電話の分割払いを延滞
  • 奨学金の返済を滞納など

信用情報に傷がある人は返済能力が問題視されます。スコアが600以上あってもJ.Score(ジェイスコア)の審査は通りません。

J.Score(ジェイスコア)も大手と同じように総量規制の対象

J.Score(ジェイスコア)は大手消費者金融と同じく総量規制の対象です。

総量規制では申込者の返済能力以上の借り入れを防ぐため、年収の3分の1を超えての融資を禁止しています。

(参考:お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)【貸金業界の状況】 | 日本貸金業協会)

そのためJ.Score(ジェイスコア)も利用者の年収を確認し、融資額を他社借入額も含めて年収の3分の1以下に抑えなければなりません。

例えば年収300万円の人は100万円まで借り入れられます。
他社から80万円借りている状況では、J.Score(ジェイスコア)から借入できるのは20万円までです。

他社借入額がすでに年収の3分の1に達している場合は、J.Score(ジェイスコア)からの融資を受けられません。

審査は甘くないが最大金利は大手より低めの設定

多くの大手消費者金融では最大金利17〜18%ですが、J.Score(ジェイスコア)の最大金利は15%と低めに設定されています。

J.Score(ジェイスコア)を含めた消費者金融は金利から利益を得ており、金利が低いと儲けも減る仕組みです。

J.Score(ジェイスコア)は1契約あたりの利益が低いため、少しでも返済率を高くしなければいけません。

返済が難しくなりそうな属性の方には融資しないため、誰でも審査に通るわけではないと考えられます。

J.Score(ジェイスコア)のスコアを上げて審査通過するコツ

J.Score(ジェイスコア)は利用者のスコアを参考にして融資を決めます。スコアが低ければ、審査通過は厳しいでしょう。

ここからはJ.Score(ジェイスコア)のスコアを上げて、審査に通るためのコツを紹介します。

まず20の質問で審査基準の600点以上を目指す

J.Score(ジェイスコア)では20の質問が用意され、利用者はそれらに答えなければなりません。

AIが利用者の回答を点数化。1,000点満点中599点以下ではそもそも審査を受けられません。

J.Score(ジェイスコア)では600点以上が審査基準のため、必ず600点以上のスコアを出しましょう。

600点ギリギリよりも700点、800点以上の方が優遇されます。例えば借入限度額が引き上げられたり、低い金利で借入できるようになります。

では実際にJ.Score(ジェイスコア)から出される質問の一部を見てみましょう。

  • 年齢
  • 性別
  • 勤務形態
  • 業種
  • 学歴
  • 年収

個人を特定する質問はなく、名前も聞かれません。
基本情報が中心となっており、他社カードローンの申し込みでも、よく見られる項目です。

他に用意されている140以上の追加質問に答える

20の質問の他に、J.Score(ジェイスコア)では140以上の追加質問を用意しています。メニュー画面から「スコアアップ」を選択すると、6ジャンルに分かれた質問がスタート。

この追加質問に答えると、スコアの大幅アップが期待できます。
追加質問は利用者の生活や考え方といった、よりパーソナルな内容です。

追加質問内容

  • 日常的に使っているSNS
  • 趣味
  • 性格
  • クレジットカードの所有枚数
  • 家賃や光熱費
  • 資格

一見すると審査に必要なさそうな質問もありますが、みずほ銀行とソフトバンクが保有するビッグデータと照合して点数化されます。

審査をより有利に進めたい方は、140以上の追加質問にもチャレンジしてみましょう。

雇用形態などの基本属性を良くしてスコアアップする

基本属性の条件がいいと審査に通りやすくなります。基本属性とは年収・雇用形態・勤続年数・職種・住居の種類などのこと。

例えば正社員と派遣社員では、正社員の方が審査通過しやすく、住居もアパートより持ち家の方が高スコアとなります。

J.Score(ジェイスコア)でも他社カードローンと同じように、基本属性の良さが審査に大きく反映されます。

ソフトバンクなどの関連サービスと情報連携してスコアに反映させる

Yahoo! JAPAN・みずほ銀行・ソフトバンクまたはワイモバイルの利用者は、これら関連サービスと情報連携するとスコアアップができます。

例えばYahoo!ショッピングの利用者が自分の個人情報をYahoo!JAPANに連携すると、その情報が点数化されてスコアに反映。スコアアップの可能性が高まります。

関連サービスの利用期間が短い場合には情報連携してもスコアに反映されませんが、連携に同意するだけなので手間もかからずスコアアップが可能です。

さらに審査通過した場合には、金利が年0.1%引き下がるという優遇が受けられます。

メンバー登録の手続き後、忘れずに関連サービスに連携させましょう。

AIスコア診断の質問の回答で嘘はつかない

AIスコア診断は、みずほ銀行とソフトバンクが保有しているビッグデータを元にして行われています。

J.Score(ジェイスコア)の持つデータは、私たち一般人には計り知れないほど膨大です。

年齢と職種を入力すれば年収の相場は算出できますし、ほとんどの嘘は発覚すると考えておきましょう。

仮に嘘が見抜かれればJ.Score(ジェイスコア)からの信用を失い、スコアが高くても審査落ちの可能性大。

嘘をつかなくてもスコアアップのコツはありますから、危ない橋は渡らずに、質問には真摯に答えるのが大切です。

J.Score(ジェイスコア)の審査の実際の流れを解説

審査通過のコツが分かったところで、ここからは実際にどのような流れで審査へ進むのかを解説します。

一般的な消費者金融は申込から始まりますが、J.Score(ジェイスコア)は申込の前にメンバー登録とAIスコア診断が必要です。

AIスコア診断で、600点以上をとった方でないと申込できません。

1.J.Score(ジェイスコア)公式サイトからメンバー登録してAIスコア診断

最初に行うのは、メンバー登録(アカウント登録)です。

パソコンまたはスマホでJ.Score(ジェイスコア)公式サイトからメンバー登録ページに進みます。

メンバー登録画面でログインID(メールアドレス)とパスワードを設定。

同意事項に同意すると、登録されたメールアドレス宛にアカウント開設のメールが送信されて来ます。

メールには本登録のためのURLが記載されているので、URLからメンバー登録を完了させましょう。

登録完了後はAIスコア診断を受けます。年収・勤務先・他社借入の有無などに関する質問に答え、診断結果を待ちましょう。

診断結果にはスコアや金利、限度額の目安が表示され、スコアが600点以上だった場合はAIスコア・レンディング申込が可能。

「AIスコア診断=申し込み」ではないので注意してください。

AIスコア診断による金利や限度額は参考値です。実際の契約条件は、申し込み後の審査で決まります。

2.マイページからAIスコア・レンディングへ申し込み

AIスコア診断の結果が600点以上の方は、J.Score(ジェイスコア)公式サイトのマイページにある「メンバーシップ」から、AIスコア・レンディングへ申し込みできます。

AIスコア・レンディングの申込時には、個人情報の入力が必要です。

申込時に入力する個人情報(一例)

  • 氏名
  • 電話番号
  • 住所
  • 会社名
  • 住所
  • 電話番号
  • 入社年月
  • 保険種別
  • 希望の借入額
  • 他社借入件数/金額

申込時には、名前や住所、会社名などの個人情報を入力します。

申し込み後に仮審査が開始され、入力した個人情報が正しいか確認されます。
ここで誤った内容があると審査落ちしますので、正確に入力しましょう。

3.申込時に入力内容をもとに仮審査

仮審査では、申込時に入力した内容をチェック。年収や他社借入を考慮して、いくら融資できるかの計算もされます。

まだ契約を確約するものではありませんが、仮審査で問題がなければ本審査で落ちる心配はあまりないでしょう。

4.仮審査結果の通知メールから本人確認書類などの必要書類を提出

仮審査の結果は、登録したメールアドレスに送られて来ます。仮審査結果を確認したら、必要書類を提出。

本人確認書類の他に、契約金額が50万円を超える場合などは収入証明書類も提出を求められます。

必要書類をスマホやデジカメで撮影し、仮審査結果の通知メールに記載されたURLから写真をアップロード。これで必要書類の提出が完了です。

5.本審査に進み在籍確認が行われる

必要書類の提出が終わったら本審査に進み、在籍確認が行われます。在籍確認の流れは大手消費者金融と同じです。

審査担当者が個人名で「○○様(利用者の名前)はいらっしゃいますか?」と職場に電話します。

利用者本人が電話に出られなければ、職場の人が電話を受けても構いません。職場の人が「〇〇は外出しています」と答えてくれればOKです。

もし電話での在籍確認が難しい場合は、J.Score(ジェイスコア)へ相談しましょう。

J.Score(ジェイスコア)の公式サイトにも「特別な事情がある場合は電話をお願いします」と在籍確認についてコメントが載っています。

お客さま専用フリーダイヤル(0120−976−426)へ電話をして、「外部からの電話は取り次いでくれない職場なので…」と相談するのがおすすめです。

在籍確認後は、すぐに結果が出るわけではありません。
J.Score(ジェイスコア)の本審査は大手消費者金融と比べて時間がかかります。

大手消費者金融では最短30分で審査結果が出るところもありますが、J.Score(ジェイスコア)の本審査結果は最低でも数時間。

急ぎでお金が必要な人は、本審査前にお客さま専用フリーダイヤル(0120−976−426)へ電話をかけて相談しましょう。

「すぐ融資してほしい」と伝えると、審査時間を短縮できる可能性があります。
必ず要望が通るわけではありませんが、電話する価値はあります。

6.本審査の結果通知メールを確認して契約手続き

本審査が終わると、「本審査結果のお知らせ」のメールが届くので確認しましょう。

メールでは、最大契約可能額と契約手続きのURLを確認できます。

契約手続きでは、下記の項目を入力します。

  • 契約可能額
  • 金融機関名
  • 支店名
  • 預金種目
  • 振込口座番号
  • 振込口座名義人
  • 返済日(毎月〇日)

契約と同時にレンディング(借入)を希望する場合は、借入依頼額も入力します。

ここまで入力が終わったら、規約を確認して契約完了。契約書類や利用明細書などはPDFファイルで発行され、J.Score(ジェイスコア)公式ページからログインすれば閲覧できます。

自分のスマホやパソコンで、PDFファイルが見られるか確認しておきましょう。

すべてがWebで完結するため、自宅にJ.Score(ジェイスコア)からの郵送物が届く心配は不要です。

J.Score(ジェイスコア)の審査で必要な書類

仮審査後の必要書類の提出では、本人確認書類+収入証明書類が必要です。

本人確認書類は合計2つ提出します。「Aから2つ」または「Aから1つ+Bから1つ」選びましょう。

本人確認書類A
運転免許証または運転経歴証明書 健康保険証 パスポート 個人番号カード(マイナンバーカード) 在留カード 特別永住者証明書
本人確認書類B
住民基本台帳カード 住民票・住民票記載事項証明書 戸籍謄本または戸籍抄本 印鑑登録証明書 所得証明書 納税証明書 公共料金の領収書

Aから2つ選ぶ場合は、例えば「運転免許証+個人番号カード」を提出。

Aから1つ+Bから1つ選ぶ場合は、例えば「運転免許証+住民票」を提出します。

収入証明書類は、以下の場合で必要となります。

  • 借入希望額が50万円以上の場合
  • 借入希望額+他社借入額が合計100万円超の場合

下記の収入証明書類の中から1つ選んで提出しましょう。

  • 源泉徴収票
  • 住民税決定通知書
  • 納税通知書
  • 確定申告書
  • 所得(課税)証明書
  • 給与明細書(2ヵ月分)

いずれも直近のものを提出します。収入が多かった頃の給与明細書などを出しても受理されません。

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