銀行からお金を借りる方法は5通りある!借りられる人の条件や手続きの流れを解説

銀行 お金借りるアイキャッチ

銀行からお金を借りる方法は主に5通りあり、目的により選ぶべきローンの種類が異なります。

中にはスマホからの手続きだけで融資を受けられる方法も。

借りたお金は幅広い目的に使えますが、申し込めば誰でも借りられるわけではありません。

銀行でお金を借りるための条件や、手続きの流れを分かりやすく解説。

審査のポイントを押さえ、万全の状態で申し込みましょう。

目次
  1. 銀行でお金を借りる方法は大きく5つに分けられる
  2. 面倒な手続きなしで銀行からお金を借りるならカードローンがおすすめ
  3. 銀行でお金を借りるための条件4つ
  4. 銀行でお金を借りる際に審査される内容と借入条件
  5. 銀行カードローンでお金を借りるまでの流れ

銀行でお金を借りる方法は大きく5つに分けられる

銀行でお金を借りるローン商品は、主に以下の5種類です。

特徴 メリット デメリット
カードローン ・限度額内で何度でもお金が借りられる ・最短で申込翌日に借りられる銀行もある
・来店不要で契約できる
・使い道を問われない
・計画的に利用しないとお金を借りすぎるリスクがある
・銀行融資の中では金利が高め
フリーローン ・一度にまとまったお金が借りられる
・申込前にお金の使い道を決める必要がある
・使い道を問われない ・融資手数料や印紙代が別途必要な銀行も多い
・返済期間に上限がある
目的別ローン ・住宅、車購入資金など、利用目的が限られたローン ・金利が低め ・融資まで時間がかかる
・必要書類が多い
口座貸越
当座貸越
・口座の残高不足を自動的にカバーする ・クレジットカードや公共料金の支払いが遅延しない ・限度額は低め
・定期預金が担保になる
事業用ローン ・経営者、個人事業主が事業に利用できるローン
・主に4種類の事業用ローンから選べる
・事業資金が用意できる ・事業計画書など提出書類が多い
・創業1~2年目では利用できないケースもある

生活費や遊ぶお金を借りたい人は、借りたお金の使い道を問われないカードローンやフリーローンに申し込みましょう。

なるべく早く借りたい人は、カードローンの方が融資スピードは早い傾向です。

利用目的が定まっているなら、目的別ローンを選ぶと低金利。

資金不足への備えなら、口座貸越サービスに申し込んでおくのも1つの手段です。

個人ではなく事業用のお金を借りるなら、事業用ローンを選びましょう。

個人で借りるなら来店不要で契約できるカードローンが便利

▼カードローンの特徴

借りられる額(限度額) 年収の2分の1~3分の1程度まで
金利 最高14~15.0%程度
担保・保証人 不要
借り方 一度審査に通れば、利用目的を問わず限度額内で何度でも借りられる
返済 毎月の最低返済額が低めでゆとりのある返済ができる

▼カードローンのメリット

  • 使い道自由、見積書も必要なし
  • 来店不要、手続きはWeb経由のみ
  • 最短で申込翌日にはお金が借りられる

個人でお金を借りるなら、来店不要で契約できるカードローンが便利です。

カードローンとは、使い道が自由で、お金を何に使ったかの申請も必要ない借り入れ。

  • 引っ越し
  • 学費や教科書代
  • 食費や生活費
  • 旅費
  • 飲み会代

上記のように目的別ローンのないまとまった出費や、急な金銭不足に対応可能です。

銀行のカードローンは、Web完結が主流になりつつあります。

Web完結とは、Webサイトから申し込み、メールや電話でのやり取りのみで契約できる方法のこと。

手続きのスピードが早く、急ぎの融資にも対応できるのが大きな特徴です。

契約後は、以下のいずれかの方法でお金を借ります。

  • Webから指定口座への振込融資を依頼する
  • 手元のキャッシュカードでATMから現金を引き出す
  • ローンカードが郵送で届くのを待ち、ATMから現金を引き出す

一度審査に通れば何度でも借入可能で、お金が必要になるたびに審査を受ける必要はありません。

無計画だと借り過ぎにつながりやすいのがデメリット

カードローンは限度額内で手軽にお金が借りられるため、借りる回数が多くなりやすいデメリットもあります。

貯金をおろす感覚になり、返済が必要な借り入れをしている意識が低くなりがち。

毎月の最低返済額が2,000円など低めのケースでは、借入残高もなかなか減りません。

カードローンを利用するときは、以下のポイントを心がけてください。

  • 本当にピンチのとき以外は使わない
  • 追加返済して利息を抑える

自分でルールを決めて利用すれば、カードローンは怖くありません。

ピンチを乗り切れたり、生活を助けてくれるので、金銭的に困っているならカードローンを利用しましょう。

使途自由なお金をまとめて借りたいならフリーローン

▼フリーローンの特徴

借りられる額(限度額) 年収の2分の1程度までが多い
金利 5.0~15.0%程度
担保・保証人 無担保型、有担保型がある
保証人不要が一般的
借り方 契約後、審査で決まった額を一括で融資
返済 契約時に返済期間を決め、毎月定額返済

▼フリーローンのメリット

  • 使い道自由
  • カードローンよりも低金利なケースが多い
  • 融資は1回のみだから借り過ぎにつながりにくい

フリーローンは、まとまったお金を一括で借りたい人に向いています。

フリーローンとは、使い道が決められていない自由なお金を借りられるローンです。

フリーローンとカードローンの違いは、繰り返しの借り入れができるかどうか。

ローン名 借り入れ
カードローン 契約金額内なら何度でも繰り返し借入可能
フリーローン 契約金額を一括で借り、繰り返しの借り入れはできない

フリーローンは審査で決まった金額を一括で借り、繰り返しの借り入れはできません。

何度も借りたい場合は、その都度審査を受け直して通過する必要があります。

繰り返し借りられず、一括で高額融資となる可能性も高いため、カードローンよりは審査難易度が高め。

しかしカードローンより低金利で借りられるので、10万円以上のまとまったお金を使う予定がある人はフリーローンを利用しましょう。

フリーローンの利用に向いているのは、以下の資金使途でお金を用意したい人です。

  • 旅行
  • 家具や家電購入
  • 結婚資金
  • 引っ越し

ただし申込前に、借りたお金の使い道が決まっていなけばいけません。

借入資金を支払先に一括で払えない以下の目的では、申し込めないケースもあります。

  • 家賃
  • 生活資金

フリーローンは取り扱う銀行の口座が必要なため、まずは口座開設済みの銀行にあるか確認しましょう。

▼銀行のフリーローンの例

ローン名 金利(年) 備考
三井住友銀行 フリーローン(無担保型) 5.975% ・前年度年収が200万円以上
・見積書、契約書などが必要
みずほ銀行多目的ローン(無担保) 変動:5.875%
固定:6.95%
・前年度年収が200万円以上、勤続2年以上必要
・資金使途の確認あり
SBIネット銀行フリーローン 3.775%~12.0% ・見積書不要
・Web完結可能
りそな銀行 6.0%~14.0% ・Web完結可能
イオン銀行フリーローン 3.8%~13.5% ・前年度年収が200万円以上必要
・Web完結可能

見積書や利用目的の聞き取りの有無は、銀行により異なります。

大手銀行では年収制限もあり、申込条件や用途の自由度はカードローンの方が高い印象です。

利息とは別に印紙代や契約手数料がかかるケースもある

カードローンと異なり、フリーローンは多くの銀行で印紙代や契約手数料が発生します。

印紙代は借入額により金額が異なり、例えば200万円借りるときは2,000円です。

契約手数料は不要でも、追加返済時に手数料が必要なケースもあります。

▼手数料が発生するフリーローンの例

ローン名 必要な費用
三井住友銀行 フリーローン(無担保型) ・契約時に印紙代
・一部・全額問わず、繰上返済時は都度5,500円発生
SBIネット銀行フリーローン 取扱手数料として、融資額の2%相当額に消費税を加えた金額

カードローンよりも、費用に関するルールが複雑な銀行もあります。

思わぬ出費にならないよう、ローンの説明書は細部までよく確認してから申し込みましょう。

目的別ローンはまとまったお金を低金利で借りられる

目的別ローンは用途を限定しており、使途自由なローンよりも低金利なのが特徴です。

一般的に借入金額が多額なため、審査には時間がかかり必要書類も多くなります。

▼代表的な目的別ローン

用途 金利目安
住宅ローン 住宅の購入 2.0~3.0%程度
マイカーローン(自動車ローン) 自動車、バイクの購入
車検やカー用品、免許取得に利用できる場合あり
5.0%程度
教育ローン 授業料など 2.0~3.0%程度
リフォームローン 住宅のリフォーム費用 5.0%程度

準備や手続きは多いものの、平均金利が年14.5%程度のカードローンよりも大幅に低いケースが多いです。

例えば車を買う目的で70万円借り、5年で返済するときの利息の差は以下の通り。

ローンの種類 金利 利息
カードローン 14.5% 288,200円程度
目的別ローン 5.0% 92,600円程度

目的別ローンを選ぶと19万円以上の利息を節約できるので、まとまった借り入れがしたいときはまず目的別ローンを探しましょう。

銀行によっては、旅行やウェディングだけでなく多彩なラインナップが揃っています。

例:イオン銀行の目的別ローンラインナップ

  • ペットローン
  • サブカルローン
  • 自転車ローン
  • ビューティーローン
  • ソーラーローン

目的が決まっているなら、最初は金利が低い目的別ローンで利用できるものがないか探しましょう。

目的別ローンがない場合は、多目的ローンやフリーローンの利用を検討してください。

口座貸越は残高不足をカバーする借入方法

口座貸越とは、銀行口座の残高が0になったら自動的に融資が実行され、残高不足をカバーする方法です。

銀行の自動融資は、以下のタイミングで実施されます。

  • 払戻時に残高が足りないとき
  • 公共料金やクレジットカードの引き落としの際に残高が足りないとき

例えば残高が2万円のときに5万円払い戻す手続きをすると、3万円が自動的に貸し付けられる仕組みです。

ゆうちょ銀行が提供しているサービスで、利用するには申し込んで審査に通過する必要があります。

▼ゆうちょ銀行の口座貸越サービス

対象口座 通常貯金口座
限度額 30万円まで
金利 14.0%
担保・保証人 不要
審査にかかる時間 Webから申し込んだ場合、約10日ほど

クレジットカードなど各種支払いの口座引き落とし不能によって信用情報に傷が付くのを防げるのが、大きなメリットです。

金利は銀行カードローン並で、限度額は30万円までと多額の借り入れには対応していません。

貯金残高が少なく、毎月の引き落としが心配な人に向いているサービスです。

定期預金を担保に借りる貯金担保自動貸付けならまとまった額を借りられる

ゆうちょ銀行には、定期貯金を担保としてお金を借りる貯金担保自動貸付けもあります。

自分の預金が担保となるため、口座貸越よりも大幅に金利が低く審査は行われません。

口座貸越サービスと両方利用できる状態なら、貯金担保自動貸付けが優先されます。

▼ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付け

対象口座 総合口座
限度額 預入額の90%かつ300万円まで
金利 ・担保定額貯金:返済時の約定金利+0.25%
・担保定期貯金:預入時の約定金利+0.5%
担保・保証人 不要
審査にかかる時間 Webから申し込んだ場合、約10日ほど

定期貯金の金額によっては、まとまった借り入れも可能です。

記事記載時点の金利を参考にすると金利は0.252%または0.502%で、担保がある分口座貸越サービスより低金利で借りられます。

貯金担保自動貸付けで30万円借りて1年で返済したときの利息は、以下の通りです。

サービス 金利 1年間の利息
口座貸越サービス 14.0% 23,200円程度
貯金担保自動貸付け 0.502% 800円程度

定期貯金があるなら、貯金担保自動貸付けを利用して低金利で借りましょう。

参考:金利一覧│ゆうちょ銀行

定期預金を担保にした当座貸越サービスは他の銀行にもある

定期預金を担保にした当座貸越サービスは、ゆうちょ銀行以外でも提供されています。

例えばみずほ銀行で総合預金口座を持っていると、定期預金を担保とした自動融資が可能です。

例:みずほ銀行の当座貸越サービス

対象口座 総合預金口座
限度額 担保となる定期預金額の90%
金利 定期預金の約定利率(0.002%)+0.5%
担保・保証人 担保:総合口座定期預金
保証人:不要
審査にかかる時間 Webから申し込んだ場合、約10日ほど

※2023年10月時点

当座貸越サービスは、返済不能になると定期預金が解約され、返済に充てられます。

低金利で審査もないため借りやすいですが、将来への備えを使い果たさないよう計画的に利用してください。

事業用のお金を借りたい人には4タイプの銀行融資から選ぶ

事業用にお金を借りたい人は、ビジネス向けの融資を利用しましょう。

カードローンやフリーローンは使途自由ですが、どの銀行でも事業性資金としては利用できません。

銀行で利用できる事業向け融資は、主に4種類あります。

ローンの種類 特徴
事業用カードローン カードローンの事業版で金利は高めの傾向
ビジネスローン 銀行が保証会社を用意、または不動産を担保にして事業用の資金を貸すローン
全国信用保証協会の保証を付けた融資 銀行融資と同時に全国信用保証協会の保証に申し込む
プロパー融資 銀行が貸し倒れリスクを負って融資する

ビジネスローンは、起業してすぐに申し込める銀行もあるので開業資金にも最適。

最も難易度が高いのは、保証会社をつけないプロパー融資です。

とはいえ、メインバンクでこれまでも取引があり、信頼関係が出来上がっていなければ融資は受けられません。

どのローンに申し込む場合でも、決算書や確定申告書が必要です。

事業性資金は、銀行のほか日本政策金融公庫や民間の貸金業者でも取り扱いがあります。

銀行にこだわらず、様々な借入先を候補に検討しましょう。

面倒な手続きなしで銀行からお金を借りるならカードローンがおすすめ

個人が銀行でお金を借りる方法のうち、面倒な手続きなしで融資までが早いのはカードローンです。

カードローンは消費者金融にもあるサービスですが、銀行の方が金利は低めで利息が抑えられます。

ローンの種類 金利 50万円借りて5年で返したときの利息
銀行カードローン ~14%台 198,000円程度
消費者金融カードローン 100万円以下:~18.0%
100万円以上:~15.0%
261,800円程度

銀行カードローンの利便性は年々向上しており、審査時間も最短当日とスピーディーに。

口座開設不要の銀行なら、普段取引がなくても貸付条件の良さを重視して選べます。

メリットが多くおすすめの銀行カードローン5社をピックアップしました。

銀行名 特徴 金利(年) 口座開設
三井住友銀行 カードレス契約できる 1.5~14.5% 不要
セブン銀行 コンビニATMでお金を借りやすい 12.0~15.0% 必要
楽天銀行 買い物で会員ランクが高い人におすすめ 1.9%~14.5% 不要
みずほ銀行 必要書類が少なく申し込みやすい 2.0%~14.0% 必要(同時申込可能)
横浜銀行 在籍確認は書類での確認にできる 1.5%~14.6% 必要(契約までに開設)

いずれの銀行もWebで手続きが完了するため、銀行に行く必要がありません。

中には銀行口座の開設がいらないカードローンもあり、新しく管理する講座を増やしたくない人でも利用しやすいです。

口座開設の必要性や金利を比較して、自分が借りやすい銀行を選びましょう。

三井住友銀行のカードローンは口座を持っていない人もカードレス契約できる

三井住友銀行カードローンのオリジナル商標画像

公式サイト https://www.smbc.co.jp/kojin/cardloan/
金利(年) 1.5~14.5%
限度額 10万円~800万円
審査時間 最短当日
口座開設 不要

※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もございます。

三井住友銀行のカードローンは、口座開設していない人でもローンカードを発行せずに契約可能です。

口座開設に時間をとられることなく、最短で申込当日中には審査結果が判明します。

Web完結契約に対応しており、書類はすべてスマホやパソコンからアップロードで提出。

契約関係で、自宅に一切郵送物が届かないのも嬉しいポイントです。

スマホから指定口座に振込を依頼するだけと、お金の借り方は簡単。

少ない手続きですぐに借りたい人は、カードレスでの借り入れも選べる三井住友銀行のカードローンを選びましょう。

セブン銀行カードローンはコンビニでお金を借りたい人に向いている

セブン銀行カードローンのオリジナル商標画像

公式サイト https://www.sevenbank.co.jp/personal/netbank/deposit_loan/loan/
金利(年) 12.0~15.0%
限度額 10万~300万円
審査時間 最短翌日~3営業日
口座開設 必要

セブン銀行カードローンは、コンビニのセブン-イレブンでスマホATMを利用してお金が借りられます。

スマホATMとは、ローンカードやキャッシュカードなしでATMからお金を引き出せるサービス。

カードを持ち歩かなくても、スマホ1つあればATMを操作して現金で借りられます。

セブン銀行カードローンなら、セブン銀行のATM手数料は時間帯や曜日を問わず無料です。

全国どこでも便利な立地にあり、深夜・早朝でも安全な店内でATM操作ができるのは大きなメリット。

便利さを追求するなら、セブン銀行カードローンを選んでスマホATM取引を活用しましょう。

楽天銀行スーパーローンは楽天ユーザーで会員ランクが高い人におすすめ

楽天銀行スーパーローンのオリジナル商標画像

公式サイト https://www.rakuten-bank.co.jp/loan/cardloan/
金利(年) 1.9%~14.5%
限度額 10万~800万円
審査時間 最短当日~2営業日
口座開設 不要

楽天銀行スーパーローンは、楽天会員ランクに応じて審査優遇を受けられる可能性があります。

買い物をはじめとした、様々なサービスと審査が結びついているのは楽天銀行スーパーローンならでは。

パートやアルバイトなど、雇用形態で審査が不安な人にとっては他の要素で評価を上げるチャンスです。

楽天銀行スーパーローンの審査を受ける際、以下の人は審査優遇を受けられる可能性があります。

  • 楽天会員ランクが高い
  • 楽天関連サービスの利用頻度が高い
  • 楽天関連サービスを長く利用している
  • 支払いを延滞していない

楽天銀行口座を持っていると、振込融資は24時間365日即時入金対応に。

楽天グループでお買い物から金融サービスまでまとめている人には、最初に申し込んでほしいカードローンです。

※必ずしもすべての楽天会員さまが審査の優遇を受けられるとは限りません。

みずほ銀行カードローンは本人確認書類1つで申し込める

みずほ銀行カードローンのオリジナル商標画像

公式サイト https://www.mizuhobank.co.jp/retail/products/loan/card/index.html
金利(年) 2.0%~14.0%
限度額 10万~800万円
審査時間 最短当日
口座開設 必要

みずほ銀行カードローンは、限度額50万円以内の申し込みなら必要書類は本人確認書類1つのみです。

運転免許証や健康保険証が手元にあれば、すぐに申込手続きに進めます。

申し込みの準備に時間をとられず、市役所に行って住民票などを発行してもらう必要はありません。

みずほ銀行口座を持っていない人は、カードローンと同時申込が可能。

融資を急ぐ人は、直接みずほ銀行に行って口座を開設してからカードローンに申し込むと早いです。

少ない書類で申し込みたい人は、みずほ銀行カードローンを選んで希望額は50万円以内におさめましょう。

横浜銀行カードローンは書類による在籍確認が選べる

横浜銀行カードローンのオリジナル商標画像

公式サイト https://www.boy.co.jp/kojin/card-loan/yokohama/index.html
金利(年) 1.5%~14.6%
限度額 最大1,000万円
審査時間 最短即日
口座開設 必要(申込後、契約までに開設)

※受付時間や審査の状況によっては審査結果のご連絡が翌日以降になる場合があります。

横浜銀行カードローンでは、審査で必ず行われる在籍確認を電話ではなく書類確認に変更可能です。

在籍確認は勤務先への電話が原則の銀行が多いなか、最初から書類確認が選べるのは大きなメリット。

以下の書類のいずれかを提出できれば、勤務先への電話が回避できます。

  • 健康保険証
  • 源泉徴収票
  • 給与明細書
  • 確定申告書
  • 社員証

申し込みは24時間受け付けており、書類を提出すれば在籍確認のタイミングを気にせず審査に進めます。

Web完結でスマートに審査を完了させたい人は、横浜銀行カードローンを選びましょう。

銀行でお金を借りるための条件4つ

銀行でお金を借りるには、満たすべき条件が4つあります。

  • 安定収入を得ている
  • 年齢条件を満たす
  • 他社借入がない、あっても少ない
  • 信用情報に傷がない

ローン契約をする際、最も重視されるのは完済できるかです。

安定収入があれば、返済期間が長期になっても問題がないと判断されます。

すでに他社借入があり、新たな契約を増やす人は返済できる余力が重要。

収入だけでなく、過去の金融商品取引状況から信用度も審査します。

申し込めば誰でも借りられるわけではなく、むやみに申し込んで審査落ちを繰り返すと信用情報にも悪影響を与えます。

借りられる確率を高めるため、申し込む前に自分の収入や借入状況を見直しましょう。

長期的に安定した収入を得ていると審査で高評価

銀行でお金を借りるときの審査で重視されるのは、安定して定期的な収入を得ているかです。

申込条件にも、「安定継続した収入がある人」と記載されているのが一般的。

長期的に安定収入が得られているかは、以下の点から判断できます。

  • 雇用形態
  • 勤務先
  • 勤続年数
  • 年収

大手企業の正社員や公務員は、突然無職になるリスクが低く安定収入があると高評価されやすいです。

パートやアルバイトであっても、勤続年数が長ければ収入は安定しているとみなされます。

勤続2年・年収200万円以上が安定収入の目安になる

転職したばかりで勤続年数が短いと、申し込めない銀行ローンもあります。

みずほ銀行のフリーローン(無担保)は、勤続2年以上でなければ申し込めません。

加えて、大手銀行のフリーローンは前年度年収200万円以上が申込条件です。

上記を踏まえると、勤続2年かつ年収200万円以上が安定収入の目安と言えます。

詳細な申込条件が記載されていないローンなら、どちらか1つだけでも満たしてから申し込んで、審査通過の可能性を高めましょう。

申込時の年齢条件は20歳から60代前半が一般的

銀行のローンの申込可能年齢は、20歳以上60代前半までが一般的です。

銀行 ローンの種類 申込可能年齢
三井住友銀行 カードローン 満20歳以上満69歳以下
フリーローン 満20歳以上満65歳以下
みずほ銀行 カードローン 満20歳以上満66歳未満
多目的ローン 満18歳以上満66歳未満
※最終返済時年齢が満71歳未満
イオン銀行 カードローン 満20歳以上満65歳未満
フリーローン 満20歳以上満60歳未満

自由度が高いカードローンは年齢条件が厳しめな傾向にあります。

成人でも、19歳以下の若年層は経験不足から借り過ぎにつながりやすいです。

リスクを回避するため、大手をはじめとした銀行カードローンは申込下限年齢を20歳としています。

三菱UFJ銀行と三井住友銀行、みずほ銀行は、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられる4月以降も、カードローンの契約対象を20歳以上に据え置く。カードローンは資金の使途を問わず、18~19歳の若者が借りすぎて多額の借金を抱える事態を懸念した。
引用元:読売新聞オンライン

銀行の融資は現役で働く世代が主な対象となるため、上限年齢は65歳前後のローンが多いです。

申込年齢に加え、フリーローンでは最終返済時年齢の上限が設定されているケースもあります。

60歳を過ぎてから申し込む人は、設定された上限年齢までに完済できそうかも審査に影響します。

例えば70歳までに完済しなければならないローンを65歳で契約すると、5年以内に完済しなければなりません。

200万円借りた場合、毎月約35,000円ずつの返済を5年間続けなければならない計算。

収入が少ない、または年金しかないと、毎月35,000円の返済は負担とみなされ審査に通過できない可能性があります。

60代以上の準高齢者は返済期間との兼ね合いも含め、借入可能額が低めに設定される傾向です。

審査に通過したいなら、無理のない範囲でできる限り少額融資を希望しましょう。

19歳以下や65歳以上がお金を借りるには?

19歳以下の人が銀行から借りるなら、目的別ローンを利用できる可能性があります。

例えば、横浜銀行のマイカーローンは18歳から申込可能です。

高校卒業後に車を買い、仕事や通学に利用する人でも契約できるよう、20歳未満でもOKとされているケースが多い傾向。

65歳以上なら、持ち家の売却を前提にお金を借りるリバースモーゲージも選択肢に入ります。

20歳未満や準高齢者でも目的によっては借りられる、本当に融資が必要なのかも含めて借入先を検討しましょう。

他社借入が多い人は返済能力について慎重に審査される

近年の銀行のカードローンやフリーローンは、他社借入が多い人への融資は非常に消極的です。

他社借入が多い人は、新しくお金を借りれば今以上に毎月の返済負担が上がります。

例えば現在6,000円返済している人が新たな借り入れをすると、月の返済額が10,000円を超える可能性も。

収入に対して返済額の占める割合が高いほど、返済は難しくなります。

他社借入がない人よりも返済不能となるリスクが高く、審査は特に慎重に行われる傾向です。

他社借入がある人は、審査を受けるまでに少しでも借入状況を整理しましょう。

  • 少額の借り入れは先に完済して解約する
  • 金利条件がいい借入先にまとめて借入件数を減らす
  • 借入額は年収の3分の1以下まで減らす

審査に通る他社借入件数は、審査難易度が低めの消費者金融でも3件程度が限度です。

条件がいい借入先にまとめ、解約しておくと審査での印象を良くできます。

銀行融資は貸金業法の対象外ですが、総量規制を参考に借入総額の規制を実施。

総量規制とは貸金業法に定められているルールで、年収の3分の1超の融資が制限されます。

今ある借入総額が年収の3分の1を超えるなら、追加での新規契約は厳しいと考えましょう。

申込時に過少申告しても、次で解説する信用情報の照会で必ず本来の数字がバレます。

虚偽申告は審査落ちの原因となるため、必ず正しい数字で申し込んでください。

他社借入を減らせない人はおまとめローンを検討

他社借入を減らせず、新たな借り入れも難しい状況の人はすでに多重債務となっている可能性があります。

今以上に借り入れを増やさないために、おまとめローンの利用も検討しましょう。

おまとめローンは、今ある借り入れよりもよい条件で借り入れを1つにまとめる返済専用ローンです。

  • まとまった金額の借り入れで金利が下がるケースもある
  • 月々の返済額を無理のない金額に調整してもらえる

フリーローンがおまとめに対応している銀行もあります。

今よりいい条件でおまとめできれば、返済負担が減って金欠状態が解決する可能性も。

他社返済のために、新たな借り入れを増やすのだけはやめましょう。

過去に長期延滞や債務整理の経験がある人は審査に通りにくい

過去に長期延滞や債務整理経験がある人は、収入が安定していても審査に通りにくい可能性があります。

信用情報機関には過去の取引履歴や金融事故情報が残っており、審査で必ず照会されるからです。

▼確認される信用情報の例と保存期間

信用情報 保存期間
申込履歴 6か月
金融商品の契約情報 契約終了から最長5年
61日以上の長期延滞 解消から5年
強制解約 5年
任意整理、民事再生 5年
自己破産 5~7年

長期延滞や債務整理、強制解約の経験がある人はステータスに異動と記録されていて、通称ブラックと呼ばれます。

異動が記録されている限り、ローンだけでなくクレジットカードの審査にも非常に通りにくい状態です。

照会される信用情報機関は3つあり、銀行では必ず以下のいずれか、または複数に加盟しています。

  • KSC(全国銀行個人信用情報センター)
  • CIC
  • JICC

KSCは銀行が加盟する機関で、自己破産情報が7年と長めに保管されるのが特徴です。

CIC・JICCは、銀行だけでなく消費者金融やクレジットカード会社も加盟しています。

信用情報は消去できず、保管期限がくるのを待つしかありません。

新たに信用情報の傷を作らないよう支払い遅延に注意し、異動情報が消えるのを待ちましょう。

銀行でお金を借りる際に審査される内容と借入条件

銀行でお金を借りるときの審査内容は、おおまかに以下のとおりです。

  • 申込情報と信用情報の内容を審査
  • 勤務先への在籍確認

カードローンは銀行に直接出向いての面接はありませんが、在籍確認のため勤務先に電話をかける銀行が多いです。

審査内容をもとに、契約の可否だけでなく借入条件を決定するため、審査に通過しても希望額がそのまま通るとは限りません。

例えば希望額100万円で申し込み、「30万円ならOK」と少額で審査に通過するケースも。

金利は限度額に応じて決定されるため、必ずしも全員が低金利で借りられるわけではなく。上限金利が適用される人もいます。

銀行カードローンは審査結果が出るまでに1~2日ほどかかるため、申し込みが終わったら審査結果のメールや電話を待ちましょう。

申込後1週間経っても審査結果が届かないときは、各銀行に問い合わせて確認してください。

審査は申込情報と信用情報をもとに行われる

最短当日で審査結果が出る銀行カードローンでは、申込情報と信用情報をもとにスコアリング審査を行っています。

スコアリング審査とは、情報を点数化して審査通過の可否を決めるもの。

銀行が定める一定の点数以上であれば、信用力がありお金を貸せると判断されて、次のステップに進めます。

点数が基準に満たなければ、すぐに審査落ちして借り入れができません。

具体的な審査内容は公表されていませんが以下の項目が審査対象になると考えられます。

  • 年収
  • 雇用形態
  • 勤務先の規模
  • 勤続年数
  • 居住形態
  • 他社借入件数
  • 借入残高
  • 支払い、返済状況

申込内容に間違いはないか提出書類や在籍確認を実施した上で、最終的に契約可能か判断します。

申込情報に誤りが多いと、確認作業に時間がかかるだけでなく虚偽申告を疑われ審査落ちにつながりやすいです。

申込フォームを正確に入力して、不正確な情報による審査落ちを回避しましょう。

関連サービスの利用状況が審査に影響する銀行もある

銀行の関連サービスをよく利用していると、審査で好影響となるケースもあります。

利用傾向からある程度の信用力が確認でき、他社サービスに流れてほしくない思惑があるためです。

系列サービスの会員ランクにより審査優遇があったり、住宅ローンや関連証券会社の利用で金利優遇が受けられたりします。

▼カードローン審査に関連サービスが影響する例

楽天銀行スーパーローン 楽天会員ランクで審査優遇が受けられる可能性あり
SBIネット銀行カードローン SBI証券口座の保有登録で0.5%の金利優遇
みずほ銀行カードローン 住宅ローン利用者は0.5%の金利優遇

少しでも審査通過の可能性を上げたいなら、取引が初めての銀行よりも利用経験がある銀行を選ぶのがおすすめです。

メインで取引があるところや、関連サービスの利用経験がある銀行を優先して申し込みましょう。

勤務先に電話で在籍確認を行う銀行が多い

勤務先への在籍確認は、ローンの種類を問わず電話で行うのが一般的です。

在籍確認は、申込時に申告した勤務先で本当に働いているかを調べる審査。

最新の勤務状況が分かるため、面倒でも電話で確認が行われます。

電話自体は難しくなく、他の社員が出ても問題ありません。

「席を外しております」など、本人が在籍していると確認できる返答があれば在籍確認が完了し審査に進みます。

在籍確認では、「ローン審査のために電話している」とは言われません。

銀行から電話がかかってくるだけなので、「新しく口座を開設した」「デビットカードを発行した」と言えばローンの利用も疑われにくいです。

借り入れが職場にバレたくない人は、「口座を開設した」と伝えておきましょう。

自分から「口座を作ったので在籍確認の電話がある」と申告して堂々としておけば、怪しまれる心配もありません。

電話で在籍確認を行わない銀行カードローンもある

銀行カードローンの中には、在籍確認の電話を行わないケースもあります。

▼在籍確認の電話を行わない例

セブン銀行カードローン 原則、勤務先や自宅に電話をしない
横浜銀行カードローン 書類での在籍確認も受け付けている

一方で、勤務先に電話をすると断言している銀行も少なくありません。

例えば楽天銀行スーパーローンは、勤務先確認や契約内容確認のため電話をすると明記しています。

勤務先の在籍確認および、お客さまへのご契約内容の確認のためお電話させていただきます。
参考:楽天銀行スーパーローン(カードローン)の新規申込

どうしても職場への電話を避けたい人は、在籍確認について柔軟な銀行を選びましょう。

保証会社は消費者金融会社が担当する銀行もある

ローンの審査は、銀行だけでなく保証会社の消費者金融が行う場合もあります。

保証会社とは、契約者が返済不能になったとき代わりに返済を行う会社のこと。

銀行のローンのうち、カードローンやフリーローンは消費者金融が保証会社を担うケースが多いです。

カードローン名 保証会社
三井住友銀行のカードローン、フリーローン SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
楽天銀行スーパーローン 楽天カード株式会社
またはSMBCファイナンスサービス株式会社
みずほ銀行のカードローン、多目的ローン オリエントコーポレーション
セブン銀行カードローン アコム
横浜銀行カードローン SMBCコンシューマーファイナンス株式会社

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社は、消費者金融のプロミスやSMBCモビットの運営会社です。

オリエントコーポレーションは、オリコの名前でクレジットカードやショッピングローンのサービスを展開しています。

保証会社の金融サービスで過去にトラブルを起こしていると、年数が経っても履歴が消えず審査に悪影響です。

過去に支払いや返済でトラブルがあった人は、これまで利用していない保証会社がついている銀行を選びましょう。

Web完結型なら来店不要で面接は行われない

Web完結で契約できるローンサービスは、来店不要で面接による審査も行われません。

銀行融資は審査担当者と対面で聞き取りされるイメージもありますが、近年はネット銀行が増加。

面接の担当者と会話する機会は、以下の事務的な用事くらいです。

  • ローン申し込みの意思確認
  • 本人確認
  • 在籍確認
  • 書類や申込情報の不備があったとき
  • 審査結果の連絡、契約手続き

実店舗がある銀行でも、申し込みから契約まで来店せずに済むローンが増えています。

カードローンは地方銀行でもWeb完結に対応しているケースが多く、忙しい人やバレたくない人向きです。

面接が必要なのは有担保ローンや事業性融資

不動産をはじめとした有担保ローンは、面接が必要になるケースが多いです。

担保の査定や権利関係の確認が必要で、審査や手続きが複雑なためWeb完結には対応できません。

多額の事業資金が必要なときも、事業計画や経営状態についての面接や事業所の訪問があります。

金額が大きい融資は簡単な審査で済まないため、よく考えてから書類を用意して申し込みしましょう。

銀行では、「借りるか迷っている」という状態でも相談を受けてくれます。

無理に借り入れの勧誘はされないので、自分で判断がつかないことや疑問があったら気軽に窓口で相談しましょう。

借入限度額は最大でも年収の2分の1が限度

銀行カードローンやフリーローンの借入限度額は、最大でも年収の2分の1程度が限度です。

他社借入があるときは、現在の借入残高と新たな借り入れの合計が年収の2分の1以下までしか借りられません。

▼フリーローンの限度額例

限度額
三井住友銀行 フリーローン 申し込むローンの借入額+無担保ローンの総借入額が前年度税込年収の50%以内
みずほ銀行 多目的ローン 申し込むローンの借入額+無担保借入金残高(カードローン極度額を含む)が前年度税込年収の原則50%以内

みずほ銀行多目的ローンは、現在の借入残高をカードローンの極度額(限度額)で計算します。

過去、銀行は総量規制対象外であることを理由に返済能力が十分ではない人にも多額の融資を行ってきました。

しかし、多重で返済しきれなくなり、貸し倒れになった人が増加。

現在は銀行業界で厳しい自主規制を行っており、カードローンの限度額は年収の2分の1~3分の1までが多数派です。

令和元年の金融庁による調査では、銀行の限度額設定は以下の割合でした。

新たな借入+現在の借入残高(他の銀行、消費者金融)の限度額 割合
年収の2分の1 69.2%(120行中83行)
年収の3分の1 10.8%(120行中13行)
年収と同額 4.1%(120行中5行)

参照元:金融庁|銀行カードローンのフォローアップ調査結果について

多額のお金を借りたいとの理由で銀行カードローンを選んでも、希望が叶う可能性は低いです。

銀行で年収以上の大きな融資を希望するなら、目的別ローンを選びましょう。

審査により適用される金利の決め方は2通りある

貸付金利の決め方は2通りあり、あらかじめ金利が想定しやすいタイプもあります。

▼金利の決め方

  • 限度額ごとに金利固定
  • 限度額ごとに適用金利の幅があり、審査により決定

金利固定のタイプは、限度額が決まれば自動的に金利も決まります。

みずほ銀行やセブン銀行のカードローンは、限度額で金利が固定されるタイプです。

▼みずほ銀行カードローンの金利(一部)

限度額 金利(年)
10万円以上100万円未満 14.0%
100万円以上200万円未満 12.0%
200万円以上300万円未満 9.0%
300万円以上400万円未満 7.0%
400万円以上500万円未満 6.0%

金利固定のタイプは、申込前に金利を想定しやすく「思ったより金利が高かった」とはなりにくいです。

一方、幅のあるタイプで下限金利を期待すると金利が高く感じるケースもあります。

▼三井住友銀行 カードローンの例

限度額 金利(年)
100万円以下 12.0%~14.5%
100万円超200万円以下 10.0%~12.0%
200万円超300万円以下 8.0%~10.0%
300万円超400万円以下 7.0%~8.0%
400万円超500万円以下 6.0%~7.0%

金利に幅のあるカードローンは、初めての申し込みなら上限金利が適用されると考えましょう。

金利を引き下げたいなら限度額の増額申請もできますが、新規契約後すぐの増額は受け付けてもらえません。

契約直後では収入状況が変わっておらず、返済能力が不足してしまう可能性もあるためです。

ローンの契約から数ヶ月経ち、収入が増えていると増額審査に通過しやすくなります。

限度額の増額は、最低でも6か月は遅延なく使い続けてから申し込みましょう。

銀行カードローンでお金を借りるまでの流れ

銀行カードローンでお金を借りるまでのおおまかな流れは、以下のとおりです。

  1. Webの申し込みフォームから申し込む
  2. 審査
  3. 在籍確認
  4. 必要書類提出
  5. 契約
  6. 借り入れ

必要書類を提出するタイミングは、審査開始前の銀行もあります。

どの銀行に申し込んでも、本人確認書類の提出は必須。

Web完結のカードローンなら、書類提出や契約手続きもWeb上で完結します。

銀行カードローンの審査結果が出るのは最短当日でも、最短融資時間は翌営業日以降です。

銀行カードローンは、どこに申し込んでも即日融資のニーズには対応できません。

借入後の返済や利息の押さえ方も含め、銀行カードローン利用の流れを確認しましょう。

本人確認書類はどの銀行カードローンでも必ず提出

本人確認書類は、申込先や申込方法によらず提出が必要です。

▼本人確認書類の例

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • パスポート
  • 住民基本台帳カード
  • 健康保険証

顔写真と現住所が記載された書類は、大半の銀行で提出可能です。

パスポートは、2020年2月4日以降に申請したものは住所欄がありません。

本人確認書類として認められないケースが多いため、提出予定の人は住所欄があるか再度確認してください。

有効な本人確認書類の条件は?

銀行に提出する書類は、以下の条件を満たしていなければ有効ではありません。

  • 書類に現住所と同じ住所が記載されている
  • 有効期限が切れていない

引っ越したばかりの人や、住民票と現住所が違う人は提出できる書類が限られます。

書類に記載されている住所が異なっていても、裏面に引越し後の住所が追記されていれば有効となります。

警察署や市役所に行って、現住所の更新をしてから申し込みをしましょう。

海外に行く機会が少ない人のパスポートや、車を運転しない人の運転免許証は有効期限も確認してください。

銀行によっては2種類提出が必要

本人確認書類は、2種類必要な銀行もあります。

例えば楽天銀行スーパーローンでは、人によっては2種類提出が求められます。

▼楽天銀行スーパーローンで提出する本人確認書類

1種類のみでOK 住民票の写し(原本)
印鑑登録証明書 (原本)
2種類必要 運転免許証
健康保険証
パスポート
上記のうち1種類しか用意できない人は、以下から1種類提出
住所記載の納税証明書、税金の領収書
社会保険料、公共料金の領収書

提出できる書類が限られる人は、1種類のみ提出でOKなカードローンを選びましょう。

限度額や銀行によっては収入証明書類も必要

希望限度額が50万円を超える人は、収入証明書類の提出も必要です。

銀行によっては以下のケースもあります。

  • 希望額によらず提出を求められる
  • 審査の過程で必要になれば提出が求められる

念のため、求められたらすぐに提出できるよう、準備をしておきましょう。

提出できる収入証明書類の例は以下の通りです。

  • 源泉徴収票
  • 所得証明書
  • 住民税課税決定通知書
  • 確定申告書
  • 給与明細書

源泉徴収票は12月から1月にかけて会社から発行されます。

カードローン以外でも収入を証明する書類として重宝するので、失くさないよう1年間保管しましょう。

銀行は即日融資不可なのがデメリット

銀行では、即日審査は可能でも即日融資は対応していません。

返済能力や信用力の調査に加え、警察庁データベースへの問い合わせが必須だからです。

警察庁データベースへの問い合わせは、反社会的な組織と関わりがないか調べるために実施します。

結果を得るまで1日以上かかるため、申込当日中の契約は原則できません。

即日融資も対応可能なのは、大手消費者金融カードローンです。

どうしても今日中にお金が必要な人は、銀行ではなく大手消費者金融を選びましょう。

契約手続きはWebや郵送物で完結する

多くの銀行では、カードローンの契約手続きはWebで完結します。

必要書類はアップロードで提出、契約書類も電子契約サービスに対応していれば紙で発行されません。

キャッシュカードにローン機能が加えられる銀行なら、カード郵送もなしで済みます。

ローンカードの郵送がある場合、簡易書留などで届くため直接受け取りが必要です。

地方銀行ではWeb完結に非対応の場合あり

Web完結は、すべての銀行で対応できるわけではありません。

メガバンクと比べて利用者が少ない地方銀行では、Web完結申し込みのシステムが用意されていないケースもあります。

申し込みはWebでできても、契約や書類提出は窓口に行かなければならない銀行も。

Web完結できないローンでは銀行へ行く必要があるので、「Web完結」の記載があるかを確認しましょう。

契約が済んだら口座振込かATMでお金を借りる

審査に通過し、契約手続きが済んだらお金を借りられます。

口座振込かATMのどちらかで必要なお金を借りましょう。

口座振込手数料は、他行宛てであっても無料のケースが多いです。

ATM手数料は、自行やコンビニのATMが終日無料の銀行カードローンを選ぶと余計な出費がありません。

▼自行とコンビニATMの手数料が無料になる銀行の例

  • 三井住友銀行 カードローン
  • 楽天銀行スーパーローン
  • 横浜銀行カードローン

余計な手数料を支払いたくない人は、口座振込かコンビニATMからの借り入れを選びましょう。

コンビニATMは土日も変わらず操作できるため、契約さえ済んでいれば休日の金欠にもすぐに対応できます。

カードローンは万が一に備えて契約だけしておくことも可能です。

借りずにいれば利息は発生しないため、先の予定に合わせて早めに申し込んでいざというときに備えましょう。

銀行カードローンの返済は原則口座引き落としだから忘れにくい

銀行カードローンの返済は、毎月決まった日に最低返済額を自動引き落としされるのが一般的です。

忘れっぽい人でも、うっかり返済日を忘れて返済遅延の心配を減らせます。

引き落とし口座は、振込融資の振込先と同じです。

返済日を決められる銀行は給料日の翌日に設定すれば、残高不足で返済不能になるリスクが避けられます。

普段利用していない口座ではなく、定期的に入金があり残高も確認しやすい口座を登録しましょう。

利息を抑えたいなら積極的な追加返済で早期完済を目指す

なるべく支払う利息を抑えたい人は、追加返済も積極的に行って借入残高を減らしましょう。

銀行カードローンは金利が低いものの、毎月の最低返済額は低く設定されがちです。

返済が進むと最低返済額も少なくなるため、自動引き落としに任せておくといつまでも返済が終わりません。

借入額50万円・金利14.5%のとき、ある銀行カードローンの最低返済額は10,000円からスタート。

返済が進むと、最終的な最低返済額は2,000円となり、返済期間と利息総額は以下の通りです。

返済回数(返済期間) 207回(17年3か月)
利息総額 48万223円

返済に17年近くかかり、利息総額は元本の50万円に迫ります。

毎月12,000円を定額で返済し続けた場合、以下のとおり利息を大きく節約可能です。

返済回数(返済期間) 59回(5年11か月)
利息総額 19万9,455円

利息は元本の大きさと借入期間の長さに比例して増えます。

利息を軽減するには、元本を早く減らし、返済期間を短縮しましょう。

カードローンの追加返済は手数料がかからず、Webやアプリからいつでも手続きできます。

いつもより出費が少ない月やボーナスが入る月は、多めに返済して利息の負担を減らしましょう。

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